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2003年度はR製薬が紫外線による目のダメージに焦点を当てた「U」を発売。
Lもソフトコンタクトにも使える新製品を売り出した。
製品数が増えるなかで、いかに消費者に特徴をアピールできるかがシェア変動のカギとなる。
遺伝子解析器具であるDNA(デオキシリボ核酸)チップの2002年度の国内市場は、前年度比37%増の41億円だった。
遺伝子解析が臨床現場にも広がり、市場の成長が鮮明となった。
一方で、需要獲得を狙う値引き競争が激化、シェアを大きく変えた。
首位の米アフィメトリクスはシェアを落とした。
2002年度は米系バイオ企業のアマシャム・バイオサイエンス経由のみの販売。
価格戦略や保守サービスで国内企業に先手をHソフト、低価格で3位浮上打たれ、市場を奪われた格好だ。
同社のチップは半導体加工技術を用いた独自の仕様で、ヒトやマウスのすべての遺伝子を網羅。
製薬企業や研究機関で事実上の標準チップとされ、世界市場で圧倒的なシェアを占めている。
Tホールディングスのバイオ子会社、Tバイオは2位を堅持。
米バイオ企業と共同開発の高精度な汎用チップを拡販した。
3位のHソフトウェアエンジニアリングは5ポイント伸ばし、4位から浮上した。
同社は2002年秋、ほぼすべてのヒト遺伝子を網羅した高機能チップを従来比約3分の一の6万円の低価格で発売。
バイオベンチャー、DNAチップ研究所との共同開発品で、特殊な加工を施した人工遺伝子を使い、大幅な生産コスト削減と検出感度向上を実現した。
6月には使い勝手がいい、マウスの全遺伝子を網羅したチップを同価格で発売。
一層のシェア拡大をねらう。
5位に入った米Aも値下げ攻勢が奏功。
国内販売会社である横河アナリティカルシステムズが2002年12月に5枚約321万円で発売した、約2万個のマウス遺伝子を載せたチップが好評を得た。
一方、アフィメトリクスも2003年4月から自社販売に転換。
主力チップの定価を従来比約2割安い一枚26万円に下げたほか、チップ一枚当たりの価格が最大7割安くなる販売方法を取り入れて巻き返しに躍起。
今後も、各社間の競争が激しさを増しそうだ。
国内最大手のT薬品工業をしのぐ1400人に増加。
2003年度も抗がん剤や高リン血症治療薬を発売しており、一段とシェアを高めそうだ。
アメリカ系のF製薬も5位から4位に順位を上げた。
2002年秋からMRを増員するとともに支店も拡張し、循環器疾患や感染症の主力品で営業攻勢をかけた。
2003年8月にはアメリカ系のファルマシァと統合。
一気にMRを3500人に増やし、リウマチや尿失禁の新薬候補を自社品とするため、一段のランクァップが予想される。
上位3社ではY製薬が3位から2位に伸び、3共を追い抜いた。
高脂血症治療薬「R」と排尿障害改善薬「H」の販売が好調で、抗かいよう剤「ガスタ医療用医薬品の2002年度の国内市場は、1%程度の伸びにとどまった。
2002年4月の薬価(薬の公定価格)引き下げに加え、医療費の自己負担引き上げもマイナス材料。
そんななかでも外資系2社が躍進した。
圏外から5位に食い込んだのが中外製薬。
2002年10月にスイス大手Rの傘下に入り、抗インフルエンザ薬「T」や抗がん剤「F」を自社品とした。
かつて800人だった医薬情報担当者(MR)は低迷を補った。
一位は4年連続でT薬品工業。
高血圧症治療薬「B」、抗がん剤「R」、抗かいよう剤「T」など大型品の多さで他社をしのいでいる。
3共は年商1000億円超を稼ぎ出す高脂血症治療薬「M」が2001年度比6%台の減収となった。
メバロチンは基本特許が切れ、同成分の安価な後発品が発売されている。
2003年度も苦戦は続きそうだ。
前回4位の第一製薬は圏外に消えた。
合成抗菌剤「C」が薬価引き下げの影響を受け、脳こうそく治療薬の副作用問題も響いた。
一方ではスイス系のNなどがシェアを高め、上位入りを虎視耽々とうかがっている。
コンタクトレンズの2002年の国内出荷額は約280億円で、前年に比べ12・4%増加した。
コンタクトレンズを装用する年齢層が拡大し、新たにつける人が増えたことが寄与した。
なかでも、使い捨てレンズを着用する人の増加が目立つ。
一位のJは2・9ポイント増で他社との差をさらに広げた。
使い捨てレンズの「O」、「2」がともに前年に比べ、2ケタ成長した。
使い捨てレンズに移行する人が増えたことも、使い捨てに特暇化する同社にとっては追い風となった。
0・2ポイント伸ばしたCは2位となった。
2002年に大型の新製品の発売はなかったが、使い捨てを中心にシェアを拡大したもよう。
Bは1.一ポイント増で3位を確保した。
乱視用の2週間使い捨ての「M」などが売り上げの増加に貢献した。
Nは1.6ポイント減少で4位となった。
会員から入会金と月会費を集め、レンズ提供のほか、医師の診断やレンズ交換などのサービスを提供する「M」の会員が30万人を超えた。
売り上げを伸ばしたものの、使い捨てを強化する他社とは差を付けられた。
5位のシードは売り上げが微増で、シェアを0・5ポイント落とした。
使い捨てやカラーレンズを中心に売り上げを伸ばしたが、他社との差は縮められなかった。
今型後も装用者の増加は見込まれ、市場が拡大する傾向は続く見通しだ。
競争は激しさを増しており、国内で初めての一カ月使い捨てレンズを開発、他社が追随している。
シードが2週間使い捨てレンズの自社開発を急ぐほか、チバビジョンが世界初の乱視用の一日使い捨てレンズを発売するなど、使い捨てレンズ強化の動きが加速している。
2002年の民間企業による臨床検査受託市場は、1.9%減の4170億円となった。
2002年4月の診療報酬引き下げの影響で、病院や診療所からの料金引き下げ圧力が各社の予想を大きく上回った。
価格の下落傾向が続くなか、量を確保しようとする大手を軸にした業界再編が加速。
市場も上位5社による寡占化が急ピッチで進み始めている。
上位5社の顔ぶれは前年と変わらない。
首位のSは前年比1.6ポイント増の22・8%。
塩野義製薬の検査人云社を傘下におさめたことが大きく寄与した。
今後も中小医一源機関向けの市場開拓などでシェア拡大は続く見通しだが、単価下落による利益率低下は避けられない状態だ。
・Bも企業の買収戦略などを積極化。
特にO製薬の総蓉圭需芙の買収で新規顧客の獲得が進み、シェアは前年比2・3ポイント上昇の14・1%となった。
S化学も、遺伝子検査などの技術力で着実に市場を開拓。
シェアは一・4ポイント上昇した。
上位5社のシェアは計56・8%となり、初めて5割を超えた前年からさらに5・8ポイント上昇した。
市恒弱低迷が続くなか、中長期の展望が描けない中堅・中小冬柾を大手が取り込む構図は今後も続く見通しだ。
2003年以降、検査市場にはさらに強い逆風が吹く。
4月からサラリーマンの医療費自己負担が2割から3割に引き上げられ、病院の患者数の減少が本格化する見通し。
医療費の包括支払いも病院のコスト意識を高め、検査受託料金の下げ圧力となる。
さらに2004年度の診療報酬の見直しで、一層の単価下落は回避できない。
次世代市場として各社が期待を寄せる遺伝子検査市場は、本格的な開花までには時間がかかりそう。
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